本当はマクロビオティックの料理教室に行くつもりが、スケジュールが合わなかったので、つい(?)インド家庭料理教室に申し込んでしまいました。
講師は「アッチャ」というインド料理店を持ち、インド料理の本も出しているロイチョウドーリジョイさんと邦子さん。カレーも美味しかったけど、なんと言ってもジョイさんの話が面白かったです。
メニューはやさいのカレー、チキンカレー、チャパティでした。バターを使う欧風カレーよりも体に良さそうなので軽い気持ちで申し込んだのですが、とても面白くためになるお教室でした。
インドの人たちは、季節やその日の体調に合わせてスパイスを使い分けてカレーを作るのだそうです。このスパイス使い分けはインドのお母さんの大切な役目。医食同源という考えはインドでは至極当然なのだそうな。きっと、どの民族も健康に生きるための食べ方を確立してきたのでしょうが、それが今も受け継がれているインドはすばらしい。
ジョイさんのベンガル地方のカレーはとてもあっさりとして美味しいものでした。やさいカレーには大根がごろごろ入っていました。大根の効能はインドでも重要視されていて、カレーには必須なのだそうな。日本のインド料理屋では見たことありませんが。

インドの食卓の図も教えてもらいました。広いお皿の真ん中は山盛りのご飯。そして、周りに肉、魚、やさいのカレーの小鉢、たまねぎ。カレーの小鉢は、やさいが一番手前にきます。まず、やさいカレーから食べるからだそうです。そしてチャパティ。チャパティは小麦粉と塩と水だけで焼いた薄焼きパンです。イーストを使うナンはお腹にガスが溜まるのでチャパティの方が好まれるのだと。
そして、西インドではカレーの主役は肉、東は魚、南インドはベジタリアンだそうです。
それにしても、食事の主役はご飯、野菜、豆だとか、熱帯の南インドでは肉を食べると体が温まりすぎるとか、インドでは野菜の皮はむかないとか、まるでマクロの教室に来ているようなインドカレー教室でした。
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